傷つくとき

たとえば、職場で上司に怒られたとします。あなたは、多くの同僚の前で、恥ずかしいやら悔しいやら煮え切らない気持ちになるとします。
怒られたということ自体に、意味はありません。それは、ただ起こった事実です。
それを、悔しいと感じる自分、恥ずかしいと感じる自分、あるいは、もう同じ過ちは繰り返さないと思う自分がいるだけです。

怒った上司は、あなたの失敗でさらに上の経営者に怒られる事を恐れて、あなたにきつく当たったのかもしれません。あるいは、あなたの更なる失敗を恐れて怒ったのかもしれません。
そして、あなたは、同僚の前で怒られることで、同僚に馬鹿にされる事を恐れて、腹を立てたのかもしれないし、ボーナスの査定が低くなる事を恐れて、恨みがましく思ったのかもしれません。

恐れを手放せば、たとえ、きつく怒られたとしても、、誰も自分を馬鹿にしたりしない、会社の査定も下がらないし、上司との関係も悪くならないなど、それを事実として受け止めて、冷静に対処する事ができます。

愛だけが、いつの世も真実です。

そのほかのことは、幻です。１００年後には、私たちは誰もいません。でも、人に差し出した愛は、受け取った人の中でさらに大きな愛となって、その愛は、別に人に伝わっていきます。

人として生きているのだから、あらゆる感情、喜怒哀楽を感じて、それを楽しめれば最高だと思います。
でも、楽しめそうにないとき、愛だけを感じてみてください。