悲しみの向こう側

＊「スピリットからの助言メッセージは
　非常にシンプルである。
　そしてそれは私たちが一番必要としている時に
　必要な形で届く。」
　　『霊的世界からの癒し』ゴードン・スミス


                               
世界でも有数の著名なヒーラーであるバーバラ・ブレナン女史が、昨年10月に霊界に旅立たれたと知った。彼女の著書『光の手」は、ヒーリングやエネルギーワークをする人間にとってはバイブルのようなものだと思う。人間の生体エネルギーについて、あれほど細かく、かつ、わかりやすく図解も含めて書かれている本を私は他に知らない。私が霊との通信、直観医療に興味を持った大きなきっかけの一つでもある。御年齢83歳で、患っていらっしゃる病もおありだったようなので、この世でのお仕事を十二分に終わらせてからの旅立ちだったのかもしれない。

そうは言っても、たとえ個人的に知り合いではなくても、寂しい気持ちは拭えない。よくミディアムは霊が視えたり、聞こえたりするのだから、亡くなった人がいても淋しくも悲しくもないでしょう、と聞かれることがある。しかし、それは全く違う。どんな形であれ、霊界への旅立ちは、寂しい時は寂しいし、悲しいものは悲しい。

かれこれ20年近く前、バーバラ女史が来日した時のワークショップに出たことがある。ちょうど彼女が親しく、ヒーリングの時にもその演奏を流していたハープ奏者のマージョリー・バレリー女史が亡くなってすぐの時であった。バレリー女史について語る時、彼女の全身から深い悲しみが伝わってきた。どんなにスピリット存在がわかっていても、通信が取れても、バーバラほどの人でも、悲しいものは悲しい。私たちの心はそのようにできているのだと思う。

では、なぜミディアムシップ（霊との通信）を行うのか？
それは、一つには、こちらに残っている人と、あちらに渡った人（動物）との橋渡しができるからである。そこに、多くの場合、ミディアムも予想もしない癒し、邂逅、奇跡が起きると知っているから。残念ながら100パーセントではないけれども、ご相談者が心を開いて、通信に参加してくれた時、スピリットとの間に、深い癒しが起こる。言葉ではうまく表現できないが、なにかが起きるのである。その場で起こることもあれば、後になって起こることもある。

スピリットから伝わってくる言葉は、関係者以外の人が聞いたらなんということのない一言かもしれない、でも、関係者にとっては、人生がひっくり返るくらい大切な言葉であったりすることもある。

先日のオンラインデモンストレーションで、ある方の霊（スピリット）が2台の大人用の自転車を見せてくれた。一台は、今も家族が乗っているもの、もう一台は、その霊（スピリット）の方が生前乗っていたもの。
地方らしく、庭先や周囲に畑が見えて、家庭菜園をやっている様子であった。
これだけで、手を挙げていただくのは難しいかと思ったけれども、自分の身内のスピリットだと思うと手を挙げてくださった方がいらした。亡きお母様のスピリットが息子さんにメッセージを伝えたくて、きてくださったのであった。
後で、教えていただいたのだけれども、その自転車は、お母様亡き後、その地方を襲った集中豪雨で、床下浸水となり、家の中も、自転車も泥だらけになってしまったものを、亡きお母様が毎日乗って、仕事に行っていた大切な自転車だからと、手を挙げてくださった息子さんご自身が、丁寧に泥を取り除き、また乗れるように修理したもので、お二人にとってもとても意味のあるもの、（ある意味霊界のお母様とをつなげるもの）だったのだそうだ。母子家庭で、いつも働いてた母への思い、また母の子供達への思い、様々な思い出、そして遺族のお母さんへのあちらの世界でも元気でいるかな、という思い、様々な思いが込められてたのだと思う。お話を伺って、胸が熱くなった。スピリットの愛は、時空時間を超える。

霊（スピリット）と生身の人間の言葉を超えた再会の橋渡しができた時、公開の場であれば、周囲の人たちにも、癒しがおこることが多い。なぜならそこにはたくさんのスピリットが集まっていて、直接メッセージが当たらなくても、各人の関係のスピリットもそばにいて、一生懸命に語りかけてくれているから。霊が見えなくても、人間にはちゃんと潜在意識の中で感じているのだ。心を開いてさえいれば。

残された家族が心配していたり、悲しみに沈んでいたりする時、スピリットはあの手この手その手でなんとかして、自分が無事であることを伝えようとしてくれている。
ちょっとした機会を逃さず、必死でサインを送ってくれていることもある。
それを、勘違いだ、思い違いだ、妄想だ、やはり霊などいないと言ってスルーしてしまうことはたやすい。しかし、自分が霊になったとして、通信を取ることがどれだけ大変か考えてみてほしい。ものを落とす、ラップ音を立てる、たまたまめくった雑誌にメッセージが書いてあるページを用意する、誰か別の人の言葉を通して伝えてもらう、数字を使う、ｅｔｃ。。。

ミディアムの仕事は霊界があるということの証明することなのだけど、霊界との橋渡しには、時として、とても辛く虚しいこともある。それでも、通信をとりたいスピリットがいる限り、霊界へとつながる橋の途中に立ち続けようと思う。

さて、1月に引き続き、3月21日（火・祝）春分の日にミディアム澤田紗枝さんとのコラボ、Heart to Heartオンライントーク&デモンストレーションを行います。また、翌日22日には、コラボ個人セッションも行います。詳細は、下段にございます。または、Hear to Heartブログ（←クリックしてください）にもございます。
皆様のご参加をお待ちしております。

皆様が、スピリットの愛に心開かれる日々となりますように。
May the spirits be with you!
スピリットと共に！

愛と祈りを込めて

＊お知らせ＊

・3月21日（火・祝）Heart to Heart スプリングトーク&デモンストレーションイベント（オンライン）午前の部・夜間の部、受付中です。詳細は下段をご覧ください。

・3月22日（水）Heart to Heart 天の川コラボセッション（オンライン）受付中です。

・3月オンラインセッション（zoom、電話、LINE電話、スカイプ）、若干枠受付中です。

・Instagramあります。snowlion33で、検索してください。

・原レオンによる誘導瞑想CD（ヘミシンク入り）発売中です。
『あなたのガイドとつながる』『向こうの世界に旅立った人に会う』「過去世への旅』
1枚3,500円、3枚セット9,900円です。
お買い求めは、アクアヴィジョンアカデミーショップまで。


→個人セッションの内容、お申込み方法などは、最下段の「個人セッションのご案内」をご覧ください。


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★『スピリチュアルティータイム』  小人数限定      満席、キャンセル待ち！
          お話会と霊界通信のデモンストレーション
             ～スピリットとあなたの物語～午前の部
                                                                    
日時： 3月9日(木)10時30分～12時30分
場所：神楽坂 間 パーシモン
           神楽坂駅（東西線)から徒歩3分
  （詳細はお申し込みの方にご案内いたします)
ご参加費:1万円
どなたでもご参加いただけます。
定員:5名様