暗闇の中の光

☆ 現実をありのままに受け止め、
　　変えようなどと思わずに
　　自然の成り行きにまかせること。
　　その時はじめて、
　　苦労や困難のさなかにあってさえ、
　　心の平和を得ることができ、
　　まわりの環境や人間を操作しないでも
　　幸せをつかむことができるようになる。
　　 　 
　　 　　『愛しすぎる女たち　癒しの言葉』
　　　　　　ロビン・ノーウッド　　　
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　
昨日は、アイイスでのスピリチュアルサンデーに多くの方にお越しいただきまして、誠にありがとうございました。イギリスのお話や簡単な瞑想、デモンストレーションであっという間の2時間でした。その後は、秋学期最初のミディアムクラスとアウエアネスミディアムシップクラス３と続き、久しぶりにクラスで懐かしい方から新しい方までお目にかかれて、楽しくまたありがたい一日となりました。

昨日のイベント中に、10月13日は、ワークショップとお伝えしてしまったかもしれませんが、間違えました。申し訳ありません。アイイスでは、10月13日は、『スピリチュアル　サンデー』となります。その後、10月27日、11月17日と二日間『エンジョイ　ユア　ミディアムシップ』というレクチャー形式のミディアムシップのワークショップ、そして間を挟んで11月10日に『スピリチュアルサンデー』となります。詳細は下段をご参照ください。

10月13日の『スピリチュアルサンデー』のテーマは『霊的世界とつながる～霊的感受性を開くには～』です。自分の感覚を開き、スピリットとつながるためにどのようなワークをしていくのか、実際に音楽をかけて浮かんでくることを感じるなど、感受性を開く実習も体験していただくつもりです。もちろん、ミディアムとしての私の体験談などもお話できればと思います。そして、簡単な瞑想と公開霊界通信のデモンストレーションも行います。

昨日のデモンストレーションでは、最後の通信で来てくださったスピリットからのメッセージで、「たとえ、今がどんなに真っ暗闇で、もうどこにも抜け出せないように思えても、霊界はその暗闇の中にも必ず一点の光を残している。だから、その光を探してほしい。それが、そこから抜け出す手掛かりとなる。」というような内容の言葉がありました。

思わず言いながら、私へのメッセージでもあるなと思ってしまいました。デモンストレーションでは、直接自分宛のメッセージではなくても、他の方へのメッセージを自分にもあてはめて、受け止めることができます。それがまた、公開で行うデモンストレーションの醍醐味でもあります。今朝もこの言葉を何度も何度も思い起こしていました。

生きていれば当然のことながら、いろいろなことが本当にたくさんあります。悲しいこと、傷つくこと、辛いこと、自分を責めること。。。起こることには、意味があり、自分の中のしつこい思い込み（自分の価値がどの程度で、本当に幸せになる権利があるのかという不安、自分が人生において幸せを受け取っても良いと思っているか否かなどなど）によって、生じてくるのですから、何か不都合が起きた時に、相手を責める前に、自分にそのような現実を招く、思い込みや不安感がなかったかをチェックする必要があるのですが、人間ですから、ついつい相手を責めたくなってしまいます。そして、自分だけが果てしない暗闇の中で、もがいてはうずくまり、またもがくという繰り返しをしているように感じることがあります。

そんな時も霊界は必ず一点の光をそこに残してくれているというのですから、その計らいのなんと有難いことでしょう。私たちはその光がどこかに必ずあることを信じて、手探りでも探していくこと。そして、もしそれが見つかったなら、それにしたがって生きていけば、必ず、明るい場所へといつかは必ず出ることができるのだというのです。

霊界は愛に満ちています。私自身、これまでの人生でどれだけスピリット達の愛に救われたかわかりません。もし、霊界が存在しなくて、私にスピリットを感知する力がなくて、スピリットの存在を信じることができなかったら、何度死んでいたかわかりません。

そんな私も今でも、時折、生来のネガティブ思考、自己否定感の塊が出てきて、人生の暗闇に陥りそうになるのですから、まだまだ修行が足りないわけですが、こればかりは一生学びなのだろうと思っています。

恋愛や御夫婦関係の悩みで、セッションにお越しいただくことがよくあります。好きな人ができない、良い出会いがない苦しみ、片思いのもどかしさ、結婚したいけどできない淋しさ、願いがかなって、結ばれたとしても、片方に他に好きな人ができた悲しみ、あるいは、自分に他に好きな人ができた苦しみ、恋人や夫婦間で心が通じない孤独感、小さな意見の食い違いがだんだんと大きな亀裂になっていくのに何もできないもどかしさ、お互いに疑いを持ったまま生活を継続する息苦しさ、単に男女間の問題だけでもたくさんの種類があります。どれが軽くてどれが重いということはありません。

その苦しみの中で、霊界の存在を信じることで、自分を見守っているスピリットがいると信じることで、少しでも前向きに自分や周囲に対して誠実に、物事の本質を見据えて生きていくことがちょっとでもできれば、そんなに素晴らしいことはないと思います。そして、またこの世に共に生きる家族や恋人、友人、同僚、知り合いたちの中にも、同じく一人の人間であるとともに一つのスピリットとしての愛があることを信じて、たとえどんな人であっても、相手の幸せを祈っていけたらいいなと、そんな自分でありたいと切に願います。

皆様が自分は一人ではないと感じることのできる日となりますように。