原レオンのスピリチュアルな日々をめざして

あなたの笑顔が好きだから...

「上がり」の人生

☆ 夢や青春が終わっても、
   人生は続く。

     鴻上尚史『リンダリンダ』


今、新宿サザンシアターで鴻上ネットーワークによる『リンダリンダ』が上演されています。さっそく、観に行きましたが第三舞台とはまたちょっと雰囲気が違いますが、ブルーハーツの曲ばかりで構成された演劇です。終わるころになって、何だかわからないけれども、涙が出てきてしまいました。どこにどう感動したのか、よくわからないのです。でも涙がでてしまったのです。きっと、自分の潜在意識になにかに触れたのでしょう。若い役者さんが多い中、第三舞台の役者でもあった大高洋夫さんがなんとも言えない役回りで、すべてをまとめていました。私は彼の世代ですから、ついつい感情移入して見てしまうこともありますが、そういう意味でも若い世代と私たちの世代の両方が入り混じった興味深い劇でした。内容は、福島の原発から20キロ以内の立ち入り禁止区域の牛たちを解放することに、自分たちの挫折しかかった人生を重ねる30過ぎのロックバンドのメンバーたちと、過激派と呼ばれる学生運動の生き残りの50代の男性の話です。根底に流れるテーマは、「夢見る頃を過ぎても夢を見続けようと思う人たちの生きざま」です。

私たちは時として、卒業したら、就職したら、結婚したら、子供を産んだら、子供が一人前になったら、定年退職したら、と、まるで人生が、すごろくやゲームの「上がり」のような錯覚にとらわれて先を急いで生きようとします。でも、人生は終わらないのです。その先にも現実はあり、日々の生活はあるのです。「上がり」だと思うから、思うにまかせない状況、たとえば、就職できない、結婚できない、子供の成績が悪い、昇進しない、などと言っては「こんなはずじゃなかった」と思うのです。また、今生だけで終わりでもありません。霊界に行っても終わりではありません。来世もあります。「上がり」なんて、ほぼ永遠に来ないのです。(注:「上がり」とは、すごろくで駒が最終の場所へ進むこと。または、トランプなどで勝負がつくこと。広辞苑より)

鴻上氏の書く劇の舞台には、核戦争の後の地球とか、隔離された世界とか、現実ではありえない場所が出てくることが多いと思いますが、今回のクライマックスは原発事故から20キロの立ち入り禁止区域に立ちふさがる巨大な壁の前でした。今までは、ありえない世界と思っていた舞台が、今この瞬間も私たちのすぐ近くで起きている現実の場所となって迫ってきました。虚構の世界の中でのことが、現実になってしまったことへの恐ろしさを感じました。

劇中でも使われたブルーハーツの歌「旅人」の歌詞に、「プルトニウムの風に、Oh 吹かれて行こう・・・」というのがあります。この曲が作られた1993年には、まさか日本で現実にそんなことが起こるなんておそらくほとんどの人が思いもしていなかったはずです。劇中で主人公たちが車で福島を目指すシーンでこの曲が流れて、あまりの現実感に時間が止まったような感じがしました。

この30年の間に、一体私たち人間はどうなってしまったのでしょうか。経済活動と一口に言うけれども、お金がたくさん手に入ったからといって、それで人生が「上がり」ではないのです。社会の頂点に立ったからといって、巨大組織を牛耳ったからといって、「上がり」でもないのです。それはもちろん経済的に余裕があったり、時間に余裕があったら、すばらしいことだとは思いますが、自分の人間性がついていかなければ、それを使いこなせる心がなければ、それはむしろ苦しみの原因にもなりかねません。

「上がり」を目指す人生は、一つ上がればまた次の上がりがほしくなります。そして、これ以上上がれないところまで来たら、落ちるしかありません。向上心を持つなという話ではありません。なぜ自分が「上がりたい」のかを問いかけてみれば、その違いは明白です。上がったら楽になるから、見栄えがいいから、世間体がとりつくろえるから、上がりたいというのは単なる上昇志向、我欲、自分や人の役に立つために自分を磨きたい、というのは、向上心だと思います。

さて、あなたの願いはどうでしょうか?

今日あなたがあなたのスピリットと共にありますように。


アイイス国際スピリチュアリズム協会
での活動*
 すべてお申し込みはアイイスまで


★その他の7月以降のクラスとワーク
  
詳細はIIS(アイイス)のHPをご覧ください。

 
★東京以外でのワークとセッションおよび霊界通信のデモンストレーション
  9月6日 米沢 個人セッション、トーク&霊界通信(お申込日未定アイイスまで)
     7日 米沢 ヘルスケアインテュイーティブ1dayワーク
     8日 仙台 個人セッション、トーク&霊界通信
     9日 仙台 ヘルスケアインテュイーティブ1dayワーク
    10日 仙台 チャリティー霊界通信のデモンストレーション
    11日 石巻 チャリティー霊界通信のデモンストレーション

     

★IISでの公開霊界通信(デモンストレーション)
  次回は、7月1日10時~11時30分サンデーサービスとなります。


*個人での活動*
 お申し込みは下記まで。


*東京都内表参道にて個人セッション  
    先祖、指導霊、前世、今生の目的のリーディング、直感医療等
  録音可能。録音ご希望の方は、ご自身でレコーダー等をお持ちください。
  リーディングの詳しい内容は、
こちらをクリックしてください。


    料金 50分 15000円
        80分 20000円
 
  セッション代金の一部を
、虐待や環境変化などで困難な状況におかれている
    動物達の保護活動を行っている団体(動物愛護協会その他)と森林を守るトラ
    スト(北海道、その他)に寄付させていただきます。


*電話またはスカイプによる個人セッション    
  料金、時間は上記と同じになります。
  電話代は、ご負担いただきます。

いずれも随時受付
メールの方は、 
leonhara@gmail.com まで。
現在最も早くて、予約可能な日は平日は7月12日または18日以降となります。
日・火・祝日はお休みです。候補のお日にちをいくつか書いていただけますと助かります。
尚、土曜日は対面セッションか電話セッションのみで、スカイプは行いませんので、スカイプセッションをご希望の方は、月・水・木・金のいずれかをご指定ください。
お電話は080-5530-9389まで。セッション中は出られませんので、留守番電話にメッセージをお残しください。


*ヒプノセラピー(退行催眠療法)は、ただいま受付を休止しております。
 鍼灸治療は、新規受付は再開させていただいておりますが、
 数日お待ちいただく可能性がありますことをご了承ください。
 

コメント

幸せを呼ぶ猫ちゃん

見るだけで幸せ
この猫ちゃん、知人の知人の猫ちゃんだそうなのですが、修正しているわけではなくて、本当なのだそうです。
あ~、会ってみたい!!

プロフィール

HN:
原レオン
性別:
女性
職業:
ミディアム、鍼灸師、ヒプノセラピスト
自己紹介:
ミディアム、サイキック、ヒプノセラピスト、鍼灸師
神奈川県鎌倉市出身
幼少期より、目には見えない存在を知覚し、通訳、鍼灸師、ヒプノセラピストをへて、英国スピリチュアリズムを基にしたミディアムシップ(霊界との通信)により、亡くなった方やスピリットガイドとの交信、過去生の情報へのアクセスを行う。
東京及び英国にて、S.A.G.B(英国スピリチュアリズム協会)、アーサーフィンドレーカレッジ、スピリチュアリストチャーチ、その他のミディアムのワークショップ等で研鑽。
現在は、個人セッション、ワークショップ、公開霊界通信のデモンストレーション、トークイベント等を通して、霊界の存在、魂のが永遠に存続するということを証明すること、スピリチュアルな学びの実践を広めるために東京を中心に全国で活動している。
ご縁があってお会いする方皆さんに少しでも笑顔になっていただきたいと願っています。
早稲田大学教育学部卒、東京医療専門学校卒

個人セッション(対面、電話、LINE、Zoom、Skype)

☆スピリチュアルリーディング(ミディアムシップ、霊査) 対面 60分 25,000円/ 90分 35,000円 オンライン 60分 22,000円/90分 33,000円 ☆タイムトラベラーライフリーディング 対面、オンラインいずれも 90分 42,000円

ご予約可能なお日にちについては、ブログ記事の最下段をご覧ください。お申込みは、メール、leonhara@gmail.comまで。

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