原レオンのスピリチュアルな日々をめざして

あなたの笑顔が好きだから...

心の神殿

☆   私たちがここにいるのはどうやって、どこから、いつ、
   ということはわかるかもしれない。
   けれど、何のためにという質問には、今も、これからも
   答えはない。
   偉大な宇宙を作り上げた本当の目的が何かとわかるのは
   神のみであって、他の誰にもわからない。
             パウロ・コエーリョ『ブリーダ』

    
スペインの南、アンダルシア地方にコルドバという街があります。ここは、8世紀には、西イスラム文化の中心地として、後ウマイヤ朝の首都として栄えたところです。10世紀には、世界最大の人口を誇る都市だったと言われています。スペインというとイスラム教徒とキリスト教徒の戦いというイメージが強いのですが、実は、イスラム支配の時代、イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒が平和に共存した場所でもあるのです。キリスト教徒、ユダヤ教徒はイスラム教徒よりも税金は高かったようですが、迫害されることなくそれぞれを尊重しながら暮らしたと言われています。
1991年に中東和平会議の第一回目がマドリッドで開かれたのも、歴史上唯一、3教徒が平和的に暮らした場所ということも理由の一つだったそうです。

さて、このコルドバにイスラム時代に建てられた大きなイスラム教会(モスク)があります。スペインでは「メスキータ」と呼ばれています。街の中心にある美しい建物です。1200年に入って、キリスト教徒がこの街を支配すると、カソリックの司祭たちはさっそくこのメスキータをキリスト教に改装してしまいます。そこを見ずに、改装の許可を与えた当時の国王カルロス1世は、後に改装されたメスキータを見て「お前たちはどこにでもある建物のために、世界に一つしかない建物を壊してしまった」と嘆き怒ったと言われています。
本当に見事なまでに、美しいイスラム建築のアーチ型の柱という柱の間に建物の内部を取り囲むように四方八方に礼拝堂を突っ込み、ど真ん中に主礼拝堂をこれでもかと備え付けた、という感じになっています。現在でもここは、カソリックの由緒あるカテドラルとして毎日ミサを行っています。
そして、パンフレットにも、「キリスト教の偉大なカテドラルへようこそ」とこれ見よがしに書かれています。おそらく観光客のほとんどは、教会を見に来たのではなく、イスラム建築を堪能しに来たのだと思われますが、あくまでも、ここはキリスト教の為の建物であるというスタンスを崩していません。さらには、メスキータが建設される前、西ゴート王国時代にもキリスト教の教会があった場所だから、もどもとはキリスト教徒のものだったんだという言い訳がましい説明まで付いています。数年前に、ここで礼拝をしようとして、イスラム教徒が取り押さえられて大騒ぎになったという話もあります。
せっかくだから、宗教関係なく、誰でも祈れる場所にしてしまえば、ここは世界で唯一の平和な祈りの場所となるのに、と思うのは、私に特定の宗教がないからでしょうか。

しかし、ふと気がつきました。私たちも自分の心の神殿に対して同じようなことをしていないだろうか、と。本来私たちが各自の心に持っている、夢、願い、希望、愛に満ちた心の神殿に、「~しなくてはならない。」「~であるべきだ」という社会観念、義務、責任、常識などを無理やり突っ込んで、本来の輝きを失わせているということをしてないでしょうか?

私たちは唯一無二の存在です。あなたと同じ人は他にはいません。あなたは大切に扱われる権利があるのです。誰もあなたの心の神殿に、他の建物を入れ込む権利などないのです。

クラスで教えたり、あるいは、ミディアムとしてご相談を承っていると、本当にさまざまな方とお会いします。皆さん、それぞれに美しい魂の光をお持ちです。その光を私は講師という立場、ミディアムという立場で、不用意な言葉で、傷つけていないだろうかと悩むことがよくあります。相手の方が望む言葉ばかりをお伝えできるとは限らないからです。

でも、おそらくそう思うのは私の「良く思われたい」というエゴで、もし多少の厳しいと感じられてしまう言葉を言ったとしても、そこにきちんとした愛があればそれは神様が何か必要とされたこと。自分の心の神殿を他の人の言葉で傷つけてたり、支配されてしまったりするのではなく、自分の神殿の美しさを信じ、言われたことを生かして、さらに守り育てる心を培う為のお手伝いをすることのほうが大切なのかもしれません。もちろん、無理にシビアな言葉を言う必要もつもりもありませんが。

『ヘルスケアインテュイーティブクラス』は、おかげさまで定員に達しましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。また、『9月17日セルフトランスフォーメーションとスピリチュアルギフトの体験レクチャー』および10月1日からの『同ワークショップ4回』『9月23日陰ヨガと瞑想ワーク』は、あと数名空きがございます。ご希望の方はお早めにお願いいたします。

皆様にとって楽しい一週間の始まりになりますますように

IIS国際スピリチュアリズム協会での活動*
          →クラス、ワークは、
6月22日、7月3日の記事をご参照ください。         

*IISでのサンデーサービスは、来週9月18日、10月2日、16日、11月13日になります。


*東京都内表参道にて個人セッション 
  先祖、指導霊、前世、今生の目的のリーディング、直感医療等
  録音可能。録音ご希望の方は、ご自身でレコーダー等をお持ちください。
  リーディングの詳しい内容は、こちらをクリックしてください。

    料金 50分 12000円
        80分 15000円
       110分 20000円

*電話またはスカイプによる個人セッション    
  料金、時間は上記と同じになります。
  電話代は、ご負担いただきます。
  
いずれも随時受付
ご希望の方は、 
leonhara@gmail.com 
または080-5530-9389まで。




 

コメント

幸せを呼ぶ猫ちゃん

見るだけで幸せ
この猫ちゃん、知人の知人の猫ちゃんだそうなのですが、修正しているわけではなくて、本当なのだそうです。
あ~、会ってみたい!!

プロフィール

HN:
原レオン
性別:
女性
職業:
ミディアム、鍼灸師、ヒプノセラピスト
自己紹介:
ミディアム、サイキック、ヒプノセラピスト、鍼灸師
神奈川県鎌倉市出身
幼少期より、目には見えない存在を知覚し、通訳、鍼灸師、ヒプノセラピストをへて、英国スピリチュアリズムを基にしたミディアムシップ(霊界との通信)により、亡くなった方やスピリットガイドとの交信、過去生の情報へのアクセスを行う。
東京及び英国にて、S.A.G.B(英国スピリチュアリズム協会)、アーサーフィンドレーカレッジ、スピリチュアリストチャーチ、その他のミディアムのワークショップ等で研鑽。
現在は、個人セッション、ワークショップ、公開霊界通信のデモンストレーション、トークイベント等を通して、霊界の存在、魂のが永遠に存続するということを証明すること、スピリチュアルな学びの実践を広めるために東京を中心に全国で活動している。
ご縁があってお会いする方皆さんに少しでも笑顔になっていただきたいと願っています。
早稲田大学教育学部卒、東京医療専門学校卒

個人セッション(対面、電話、LINE、Zoom、Skype)

☆スピリチュアルリーディング(ミディアムシップ、霊査) 対面 60分 25,000円/ 90分 35,000円 オンライン 60分 22,000円/90分 33,000円 ☆タイムトラベラーライフリーディング 対面、オンラインいずれも 90分 42,000円

ご予約可能なお日にちについては、ブログ記事の最下段をご覧ください。お申込みは、メール、leonhara@gmail.comまで。

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